夜食をやめるにはコツがいる?押さえておきたい4つのポイント

夜中に食べる食事ほどおいしくて幸福感を感じるものはそうそうありません。

しかし、既にご存じの通り夜食は健康面や精神面において多大な悪影響を及ぼす可能性があります。

特に女性にとっては美容の大敵なり、あまり続けたくはない習慣だと思います。

この文章を読んでいただいている方の中には既に夜食の習慣を断ち切ろうと努力している人もいるでしょう。

しかし、一度夜食の快感を知ってしまうと、その習慣から抜け出すのは容易ではありません。

「最近太ってきたから何とかして夜食をやめたい」
「健康のために夜食の習慣をとめたい」
「健康診断が怖いので何とかしたい」

と願っている方々のために、どのようにすれば夜食の習慣をやめる事ができるのか、そして無理なく夜食を断ち切れるのかを紹介していきます。

夜食をやめるコツ その①『夕食のメニューを見直す』

夜中にお腹が減り夜食を食べてしまうと言う人は、夕食のメニューを見直してみる事をおすすめします。

夕食時にお腹にたまりやすいものや長時間かけて消化がされるものなどを選んで食べると、夜中にお腹がすく事を防ぐことができます。

まず主食はパンやパスタ、うどんなどの小麦粉が主成分になっているものではなく、米や玄米、ソバなどを選ぶようにしましょう。

小麦粉は米などの炭水化物と比べて満腹感を感じにくく太りやすい上に、グルテンと呼ばれる中毒になりやすい物質を含んでいるので夜中まで満腹感が持ちません。

そこで腹持ちの良い米や玄米などをメインで食べる事により、腹持ちは断然良くなります。

更に食物繊維などを多く含む食品と一緒に摂取すると、緩やかな消化となるので夜にお腹がすく事も少なくなります。

夜食をやめるコツ その②『誰かに助けを借りる』

一人で夜食を絶つ事ができない場合は、誰かの力を借りて努力してみましょう。

家族と同居している人は、夜食を食べないよう見張ってもらったり、お腹が空いても気が紛れるように一緒に趣味に打ち込むのもいいでしょう。

また、家族の中に自分と同じように夜食を食べている人がいるのなら、協力して夜食を断ってみるのも効果的です。

同じ目的をもった家族同士で競い合いながら、また助け合いながら夜食をやめる事ができるかもしれません。

夜食をやめるコツ その③『夕食を2回に分ける』

お腹がすいていなくても口寂しさが原因で夜食を食べてしまう人は夕食を2回に分けて食べる事をおすすめします。

実戦方法も単純で夕食1食分を半分に分けて時間を変えて食べると言う方法です。

この方法だと摂取カロリーを最小限に抑えることができる上、夜中に夜食を食べられないと言うストレスや不安を感じることがありません。

ただ、2回目の夜食用として残しておくのは野菜や汁物などのヘルシー物や温かいものにしておき、ご飯などの主食・油分を多く含んだ料理は先に食べるといった工夫も必要です。

ちなみに低脂肪で高たんぱくな鶏肉や白身魚は消化や美容面にも良いので、夜食用に残しておいても大丈夫です。

しかし、夕食を2回分けたからといって2回目の食事は夜食であることに変わりはありません。

この方法はあくまで夜食をやめるための手段であり、2回目の食事量を徐々に減らしたり、1回目と2回目の間隔を短くしていくなどの工夫をして、最終的には夜食を必要としないように努力することが肝心です。

夜食をやめるコツ その④『趣味などで時間を潰す』

夜にお腹がすくのは夕食後などにボーっとテレビを見ていたり、暇な時間を過ごしたりしている時が多いのではないでしょうか?

また、手持無沙汰から夜食に走っているという経験がありませんか?

実は夜に何もやることが無いからついつい夜食を食べてしまう人が結構多いのです。

その問題を解決してくれるのはずばり「趣味」。

何もやることが無くて、ついつい物を食べてしまうという時間を無くすために新しい趣味をみつけたり、資格の勉強や好きな事に没頭する時間を作ってみましょう。

趣味に熱中したり集中する事ができれば、食べたい気持ちを簡単に忘れる事ができます。

また犬や猫などのペットなどを飼ってみるのもお勧めです。

動物の可愛らしさに食べる事を忘れる事ができる上に、ペットの前で食事をするとペットが食事に興味を持ってしまう事が多いので、安全面を気にして自然と夜食を食べる機会も少なくなっていきます。

夜食をやめるコツ その⑤『歯磨きをしてみる』

実は口の中をスッキリさせると食欲が減退するのをご存じですか?

そして歯磨きは口の中をスッキリさせるのに最適な道具です。

その中でもおすすめなのがキシリトール配合の歯磨き粉。

キシリトールが含まれている歯磨き粉は口の中がキシリトールの効果によってスッキリする上に、キシリトールの成分によって舌が麻痺して食事を受け付けにくい状態になります。

口の中に歯磨き粉の味が残っている状態でご飯を食べろと言われたら誰もが抵抗を感じますよね?

また、歯磨き後に夜食を食べてしまうと再び歯を磨かなければならないと言う二度手間が発生します。

この手間も意外と効果的で「もう一度歯を磨くぐらいなら我慢するか」という気を起こしてくれます。

夕食後すぐに歯磨きをし、その後何も食べないように心がければ徐々に夜食を断ち切る事ができるかもしれません。

またお腹がすいた時にこまめに歯磨きをする事でも夜食への興味を無くすことができます。

この方法は歯もキレイになり、食欲も低下してまさに一石二鳥の方法でもあります。

まとめ

夜食は私達の健康を妨げる危険な行為です。

しかし、なかなかやめられないのも事実です。

本来、夜食は食べなくても生活に支障はないので、一度癖が抜ければ再発する可能性は少ないでしょう。

しかし、すぐに夜食をやめようと躍起になって何の策もなく努力しようとすると、かえってストレスになったり、そのストレスが影響して過食の原因になる場合もあります。

夜食を辞める努力を始める時はまず無理をせず、少しずつ量を減らしていくところから始める事をお勧めします。

また、どうしてもやめられない場合は夜遅くに食べても問題ない食事を取るように工夫し、夜食を無理に辞めることで逆にストレスの増加や体調を崩すことが無いよう気を付けてください。